夏の食養生② ~「暑さ」対策~

「暑さ」による
「陰液」と「氣」の消耗タイプ

車は、エンジンを冷やすラジエーターが
故障すると、エンジンが高温になり、
重大なトラブルや事故に発展することがあります。

人の体も、体を冷ます「陰液」(体液)の力が
弱くなると、体内の熱バランスが崩れて、
体の中に熱が溜まってしまうことがあります。

また、汗をかくことの多い暑い夏。
汗と一緒に「氣」(パワーの源)が消耗するため、
「疲れる」「だるい」「やる気が出ない」という
「夏バテ」の症状が表れます。

そんな時には、
体を冷やす食べ物体を潤す食べ物
摂取して、体の余分な熱を取り除いてあげる。
汗と一緒に失った「氣」を補う食べ物
積極的にとることを、おすすめします。

体を冷やす食材

夏の旬の野菜には、
体を冷やす「涼性・寒性」のものが多いので、
暑がりの人や、のぼせやすい人は
積極的に摂りましょう。

胡瓜、冬瓜、ゴーヤ、トマト、ナス、ごぼう、
セロリ、もやし、スイカ、メロンなど
豆腐、春雨、麦、そば、そうめん、わかめ、かに、
ミント、緑茶など

体を潤す食材

夏は汗をかいて、水分が失われますが、
飲み物で潤すだけですと、
胃液が薄まり食欲が落ちてしまいます。
ほてった体を潤す働きのある食材を
積極的に摂りたいですね。

トマト、ナス、アスパラガス、オクラ、キュウリ、
白キクラゲ、ズッキーニ、
冬瓜、枝豆、豆乳、豆腐、豚肉(赤身)、卵など

「氣」を補う食べ物

「氣」は、心と体に栄養を与えて
五臓六腑などがしっかり働けるように
活力を与える働きがあります。
「氣」が不足すれば、
心身ともに疲れやすくなってしまいます。
「氣」を補う食材を積極的に食べて
パワーをチャージしましょう。

大豆、枝豆など
オクラ、長芋、わかめ、納豆
青じそ、しょうが、みょうが、
玉ねぎ、セロリ、にんにくなど
うなぎ、いか、たこ、鯵、しじみ、
肉類、とうもろこし、じゃがいも、
かぼちゃ、ゴマ、酢など

食材の薬膳的特性を活かして
暑い夏の日を乗り切りたいですね。

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この記事を書いたのは:川口朋子

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