子どもロコモ
40年程前に比べて、
子どもの骨折は
2倍に増えています。
また、
小・中学生の声の中では、
8割は『疲れやすい』と、
4割は『肩がこる』と
答える子がいるそうです。
実は、
現在の子供たちの中には、
身体がかたい、バランスが悪い、
反射神経が良くないなどから、
基礎的な動きが苦手な
『こどもロコモ』
が増えているのです。
ロコモティブシンドローム(通称:ロコモ)
とは、
年齢とともに筋肉や、骨・関節などの
『運動器』の働きが衰え、
立つ、歩くといった
移動する動きがしにくくなった状態
のことを言いますが、
子どものこれらの症状は、
成人が年齢とともに
筋力低下などにより
運動器機能が使えていない(衰えた)
状態と似ていて、
子どもの運動器の発育が
弱化しているということです。
その原因は、
現代社会の悪しき
それぞれの生活習慣にあります。
・小さい頃からゲームで遊ぶ
・屋外で安全に遊べる場が減った
・生活が便利になった
など、
身体を使う機会が少なくなったことが
考えられます。
また、悪い姿勢も
大きく影響してきます。
あなたの周りにこんなお子さんはいませんか?
●姿勢が悪くつかれやすい
●肩こりや腰痛がある
●転んだときに手が出ず顔をぶつけてしまう
●床を雑巾がけをするときに
手で体を支えられず、転んでしまう。
●しゃがむのが苦手で和式トイレが使えない
●骨折しやすい
*親子でロコモ体操*
ポイントは、肩甲骨と股関節を柔らかくすることです。
①頭の後ろで手を組み、大きく深呼吸を続けましょう。
息を吸うときに背中の肩甲骨がとじる意識を。
息を吐くときに肩甲骨を左右に広げます。
②両手を頭上へあげ、肩甲骨を引き上げるように
背伸びをしましょう。余裕があればつま先立ちをして
伸びをします。そのまま股関節から身体を折り、
上半身を前に倒します。
さらにまた伸び上がり、それを繰り返しましょう。
③もも上げ50回
ひざを高く引き上げ、腕をよく振り行いましょう。
お互いに、見合ってひざの高さが下がっていないか
を確認し合いながら出来ると良いですね。
健康な身体作りとは
子どものうちから、日常生活をいきいきと過ごし、
いろんな動きを覚え、いろんな筋肉をつけて、
自然に体力を伸ばしていくことが必要です。
そのために、周りの大人が意識をもって、
子供がこころも身体もイキイキと、
のびのびと過ごせるような環境づくりを
してあげでくださいね!
この記事を書いたのは:山川華代
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