ボタニカル酵素LABO ”春”

“生きるチカラをクリエイトする” 発酵クリエイター atelier feliz 柴田典香です。

和漢薬膳師の観点から、春・梅雨・夏・秋・冬の5つの季節の食材に、家庭でも手軽に楽しめるハーブや生薬をあわせたオリジナルの酵素エキスを提案しています。

その酵素エキスを使って、子どもさんにも食べやすい調味料のアレンジレシピをご紹介していきます。

春酵素

春はエネルギーを貯め込む体から、発散させる体に衣替えする季節です。

薬膳では、春を健やかに過ごす為には 「養陰補肝」といって、肝機能を高めることが大切だとされます。

felizおすすめの春酵素は “林檎とにんじんとカモミール”
デトックスに最適な林檎と、抗酸化ビタミンである緑黄色野菜のにんじんを発酵させます。

カモミールには、鎮静効果や抗炎症作用があるといわれ、頭痛・生理痛・口内炎など不調から来る痛みを和らげてくれる効果が期待できます。

子ども特有の夜泣き・情緒不安定・お腹のトラブルには、ジャーマンカモミールがよいと言われています。

[林檎とにんじんとカモミール酵素を家庭で作る場合]

素材(林檎とにんじん)と砂糖を基本1:1の割合です。

清潔な容器に、砂糖・素材・砂糖・素材と重ねて、最後にカモミール・砂糖でかぶせます。

容器の蓋はしないで、キッチンペーパーをかぶせて輪ゴムで固定し、一晩おきます。

(イメージ画像)

次の日から、毎日1回清潔な手で混ぜます。

ポイントは…明るい気持ちで混ぜること❁*.
菌は生き物なので嬉しい方が元気に発酵します。
子どもと一緒に混ぜるのはとってもおすすめです!
お散歩で摘んだたんぽぽも全草に薬効があるので、加えてもかわいいですね。

数日で水分が出てきて、ぷくぷく呼吸を始めます。

2〜3週間で泡が落ち着いたらザルで濾して、酵素エキスのできあがり。

糖度が高いので室温でも大丈夫ですが、酵素は生きているので、蓋をゆるめて冷蔵保存するのが安心です。

酵素エキスは、水やソーダで割って飲んだり、ヨーグルトに混ぜていただくと、毎日の美容と健康をサポートしてくれます。

春酵素ならではの、食養生のアイデアをお裾分けします。

[ 自家製酵素マヨネーズ ]

<材料>

  • 良質のオイル 500ml
  • お好きな酢 100ml
  • 水切りヨーグルト 350ml
  • 自然塩 20g
  • 酵素エキスor酵素ペースト お好みの量

<作り方>

1.ブレンダーで乳化するまでしっかり混ぜる
(混ざりにくい場合は、氷水にあてると作りやすい)

春は苦味のある食材が、肝機能を高めます。
山菜や菜花を茹でて、発酵マヨネーズで楽しんでみてください。

「身土不二」といって、生活を営むその土地の素材を感謝の気持ちで “おいしく” “たのしく” 取り入れたなら、その人にとって最高の “おくすり” になってくれることでしょう。

おいしい菌活 楽しんでください❁*.


この記事を書いたのは:柴田典香

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