手洗いのポイントと食中毒予防
前回はアルコール手指消毒についてご説明させていただきました。
「ウイルスとアルコール手指消毒」
今回は手洗いについてお話しします。
手洗い
手順は、アルコール手指消毒と同じです。
ハンドソープまたは石けんを手にとり、手のひらから順に進めて行きます。
特に、親指と手首は洗い忘れが多い部分です。
意識的に洗いましょう。
細菌・ウイルス対策
手や指についた細菌・ウイルスの対策は、洗い流すことが最も重要です。
これは、流水で物理的に汚れや細菌、ウイルスを洗い流すからです。
水が使える場所では「手洗い」が一番です。
水のない場所では「アルコール消毒」を心がけましょう。
手洗いの後、さらに消毒液を使用する意味はありません。
キレイになった手に、さらにアルコールなどの消毒液をつけて強くすり込みすぎたりすると、常在菌が浮き出て菌数を増やしてしまう可能性が有ったり、常在菌まで消毒してしまうと手荒れやスキントラブルの原因になったりします。
そもそもキレイになった手に、さらにアルコールなどの消毒液をつける必要は無いですよね。
いつ手を洗うの?
手が汚れているときはもちろんですが…
- 外出先からの帰宅時
- 調理前やごはんを食べる前
- トイレの後
- ペットとふれあった後
- 下痢や嘔吐をしてる人の看病や後始末をした時など
さまざまなシチュエーションで、手洗いは必要です。
さいごに、手を拭くときも大切
手洗いの後に使いまわしのタオルで拭くと、汚れや菌がまた付いちゃいます。
さらに、家族で共通のタオルを使いまわすと、家族にも汚れが広まります。
その手で調理をしたり食べ物を触ったりすると、食中毒を起こすリスクが高まります。
手を拭くときは、清潔なタオルやペーパータオルが理想です。
自分だけでなく家族のために、手を拭くまで意識しましょう。
この記事を書いたのは:中村政幸
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